10月28日(土) 今日の魚魚の里

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天候/雨 気温/9℃ 水温/11℃

寿命による死魚数/30尾超

採卵後1週間を経過、孵化棟内伏流水温/12.7℃

死卵左程多からず。26万粒確保。

 

今週も2週連続で台風接近に備えることとなった。

幟・看板撤去。天幕設置せず。

今後の台風情報に注意。

今のところ備えはそれくらいしかない。

来るなら来たで対処するほか為す術無しといったところか。

自然を前に人は如何に無力かを実感するばかりだ。

「的屋殺すにゃ刃物は要らぬ。雨の三日も降ればいい」

とは映画寅さんの得意のセリフ・・・。妙に諦観と自虐の強がりが哀しい程にいじらしい。

それにしても今年はどうかしている。

ここのアマゴの生育もそうだが、サンマの不漁に始まり、秋サケ、シラス、戻りカツオと不漁続きとか。

黒潮の蛇行が原因とも言われているが、真相は誰にも分らない。

また分かったところで如何にかなる訳でもないのだから、暫くはお預け位に収めておいた方が良いのかしら。

元々旬に旬なるものを食べるなんてことが贅沢この上無いことなのだ。

その昔、江戸で初カツオが日本橋の河岸に上がった折のこと、時の将軍家に献上した残りを或る歌舞伎役者が大枚を叩いて食したとかいう話を聞く。

旬なるものが珍重されるのは当たり前のことで、それが大量に供給されて初めて安価になったまでだ。獲れるに足らざれば高値も至極当然の事となる。

旬を食する有難みを味わい直してみる良い機会と思った方が知恵比べとしては面白い。

贅沢に慣れて人は足りなさを嘆く。嘆くばかりでは思考は停止いてしまう。そこから生まれるものは何もないのである。

現代人に欠けているのは足りなさを楽しむ知恵なのかも知れない。

 

 

 

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